行方

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俺は血をたどって男性を捜しに歩いた。 2キロほどの場所から砂利道になった。しかし、そこから血痕が消えた。 そのかわりに、車のタイヤの跡があった。 <どうやら連れ去られたみたいだな…> 俺は手掛かりを捜した。 すると雑草の茂った所から左の靴がでてきた。 俺はそれに触れた。 記憶は、蛇口をひねったかのように頭の中へ流れて来た。 やぱっり男性は連れ去られた。 俺は座りこんで、考えていた。 その時、ある女性が話してきた。 (もしかして、あなたも超能力者?) <ちょ、超能力?> (そんな事よりあの男性を早く見つけなきゃ) <そうだった。…> (車は多分近くの街にあるはずよ。あなた、車の色とか形を記憶してる?) <したよ。黒の4WDだったよ。> (見つかりそうね。) やばい!意識がかすれてきた。 ・ ・ ・ ・ ・ 俺は意識を失った。
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