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白い部屋に白いベッド
そこに一人の少年が眠っている
彼の名は“ミラ”
この物語の主軸となる存在
部屋の隅々まで光が行き届いている中で、ミラは柔らかい表情で眠っていた
部屋には小さい窓があり、そこから日光が差し込んでいる
窓の外には木が見え、風が吹くたびに音をたててざわめいた
部屋の端に小さな白いテーブルがある
そこには一枚の紙が置かれている
立派な紙質の紙に、大きな字で書かれていた
ミラはその紙が欲しいわけではなかった
紙を手に入れるために、特に努力などしていないしまさか自分が貰えるとは思っていなかった
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