13人が本棚に入れています
本棚に追加
八年前南極大陸の地下深くで発掘された、人類史上初の接触となるユグドラシル
その日から、人類の飛躍的な進化が始まると思われていた
明らかに人間の手によって造られたものではなく、それはまさに科学の宝庫だった
戦争の兆しもなく技術力の吸収は順調に進んだ
日本はこの分野においても遺憾なく技術の高さを発揮し、ユグドラシルの解析が瞬く間に進んだ
最初は、順調だった
解析が進むうちに、コアを発見した
彼らにとって、コアこそが最も重要だった
世界中から最高峰の技術者が呼ばれ解析に取り掛かった
彼らはコアを起動した
それが一番手っ取り早いからだ
しかしそれこそが致命的なミスだった
最初のコメントを投稿しよう!