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手掛かり
それから三人は少し歩き街に辿り着いた
少しだけ街は活気に溢れており
行き交う人達も多いようだ
『今日はこの街に泊まろう』
通行人A…もとい!ナイトワンはそう言った
『お金もたんまりあるし、今日は楽しい夜になるぞ』
『…怪しい…』私は呟いた
『ん?モンスターか?!』
ナイトワンは即座に臨戦態勢になる
『いや、君の行動がね』
『ふっ、何かと思えば、そんなことかよ』
ナイトワンは臨戦態勢を解き手をブラブラさせた
『そんなこと言うならお前の方が怪しいわ』
『え?記憶を無くしてるからかい?』
『ほら、見えてきなすった』
ナイトワンは奇妙な建物を指差した
『ん?あれがどうしたの?』
何かのお店のようだが…
ナイトワンは笑いながら言った
『お前だってあの店に御執心だぜ』
自分のことを思い出せないので他人事であった
『へぇ、そうなんだ。どんな店なの?』
ナイトワンは怪訝そうな顔をしながらも答えてくれた
『俺も詳しく知らないが、なんでも別世界が見れるらしいぜ』
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