プロローグ

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「何処のモンじゃあワレェ、つかどっから入った」 「え…えーっとインターホン押したんですが反応が無くて、門が開いていましたので…」 「門開いてただぁ?」 「ひっ、すいませんっ勝手に入って!」 と言うかでっかい丸坊主に傷の人、胸ぐら掴むのヤメテ!放して!! 「んなぁことあるかい、ワレどこぞの組の鉄砲玉か!」 「にしてはやけにヒョロヒョロしとるのう」 ヒィィ!違いますっ、背中に虎の刺青のお兄さん!! 「うした?何か言えや?」 嗚呼…俺はもう駄目だ… このままこのヤクザさん達に殺されちゃうんだ… 22年……短い人生だったな…‥ せめて…せめて理想のお嬢様に一目会いたかっ……
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