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豊府市は大吾が住む町。
そして大吾の父親はいつも妙な発明ばかりをしている自称発明家である。
小さな頃から父親の事で友達からバカにされる事の多かった大吾は、父の仕事があまり好きではなかった。
しかし、昨日は自宅の一部である父の作業場からは爆発音などはしていない。
きっとニュースで流れていた爆発音は、父とは無関係なのであろう。
そうであって欲しいと願いながら、大吾はテーブルの上に置いていた小さな箱を手に取ると部屋をあとにした。
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