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「土方さんっ、何で総司を行かせたんですかっ?」 「そうだっ、あいつに捕まったら、真生が…。」 二人は口々に歳三に吠えたてる。 一も恨めしそうな目で睨んでいる。 「…。 お前ら、うちの監察なめてないか?」 歳三がそう言って三人を睨む。 「今の総司じゃ、山崎を捕まえらんねぇだろうなぁ。」 今まで黙っていた新八が口を開いた。 面倒臭そうに頭を掻きながら立ち上がる新八を、三人が見る、 「わかってるじゃねぇか。」 「俺はこいつらみたいに、頭に血ぃ上って無いですからね。」 新八は歳三を見て得意気に微笑む。
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