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「…だから、あいつは監察なんだよっ。」
歳三は面倒臭そうに言うが、二人は首を傾げている。
呆れ返る歳三の代わりに、新八が説明を続ける。
「だからな?監察ってのは、町中に潜伏する事もあるから、
それ用に部屋を長屋とかにいくつか借りてるんだよ。」
「そっか、じゃあ普通に部屋に泊まって~、ほとぼりが冷めたら帰ってくれば良いんだ~。」
「まぁ、明日の夜には大人しくなるだろ。」
二人は安心したように笑い合った。
だが、一はまだ何かを考えている。
「どうした一、まだ何かあんのか?」
新八は一の方に向き直って聞いた。
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