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「ただ、何だ?」
一の表情に、歳三は怪訝な顔を浮かべる。
他の三人も一を見た。
「…あの男と真生を二人きりにして、
大丈夫なんですか?」
一の言葉に、四人は目を見開いた。
平助と左之助は、それに顔面蒼白が加わっている。
誰もが今回の騒動で、真生に対する烝の感情を忘れていた。
「…まぁ、何とかなんだろ。」
「ならなきゃそれまでだ。」
「どっ、どうしよぉ~、
僕も探しに行こうかな~。」
「俺も行くぜっ。」
苦笑する二人をよそに、慌てふためいた平助達は部屋を出ようとする。
「待て、お前らはここの片付けがあるだろう。」
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