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「いよいよだな・・・」
あれから一週間。痛みで動けない3人に使われながら過ごしてきた
気になっていた人和も笑っていてくれたから良かった
「黄巾党はもう無理だ。俺が時間を稼いでいる間に3人で逃げろ」
「え?蒼兄は平気なの?」
「甘く見ないでもらおう。俺は漆黒の流星。簡単には死なん。すぐにお前等に追い付いてやる」
「ん~、この生活を手放すのは嫌だけど・・・。蒼の言うことならそうした方がいいんだろうね」
「そうだぞ天和。偉いな」
頭を撫でてやる
隣の地和がちぃーもちぃーもと駄々をこねるので2人同時に
「人和・・・」
あいつも撫でてやる
「私はいいわ」
あれ?
俺嫌われたか?
「私は蒼さんが帰ってきた時にしてもらう。だから必ず私達の前に戻ってきて」
「・・・あぁ」
約束だ
俺はまた生きてお前等の前に現れよう
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