我、破壊を求めたり

10/16
2082人が本棚に入れています
本棚に追加
/73ページ
「いよいよだな・・・」 あれから一週間。痛みで動けない3人に使われながら過ごしてきた 気になっていた人和も笑っていてくれたから良かった 「黄巾党はもう無理だ。俺が時間を稼いでいる間に3人で逃げろ」 「え?蒼兄は平気なの?」 「甘く見ないでもらおう。俺は漆黒の流星。簡単には死なん。すぐにお前等に追い付いてやる」 「ん~、この生活を手放すのは嫌だけど・・・。蒼の言うことならそうした方がいいんだろうね」 「そうだぞ天和。偉いな」 頭を撫でてやる 隣の地和がちぃーもちぃーもと駄々をこねるので2人同時に 「人和・・・」 あいつも撫でてやる 「私はいいわ」 あれ? 俺嫌われたか? 「私は蒼さんが帰ってきた時にしてもらう。だから必ず私達の前に戻ってきて」 「・・・あぁ」 約束だ 俺はまた生きてお前等の前に現れよう
/73ページ

最初のコメントを投稿しよう!