我、破壊を求めたり

2/16
2082人が本棚に入れています
本棚に追加
/73ページ
黄巾党 これが全ての始まりとなる乱を引き起こす 「華琳様・・・これは?」 「えぇ、私にもわからないわ。後少しで黄巾党を壊滅できるところだったのに何故押し返されているのかしら?」 本陣で指揮をとっていた華琳だったが、目の前には信じられない光景が広がっていた いくら数が多いといっても黄巾党は単なる賊。烏合の集なのだ。夏候惇『春蘭』も含め自分の兵は調練をキッチリと行われた精鋭達 それが、今の今まで負けかけていたただの賊に押されている 「春蘭は何をしているのかしらね?」 「はぁ、姉者のことですから・・・。また暴走かと」 「まったく!本当に猪なんだから!軍師のこっちの身にもなってほしいわ!」 猫ミミフードを被っているのは桂花こと筍イク。少々ヒステリックのようだ 「桂花?あまり仲間を悪く言うものではないわ」 「しかし!現にこちらが不利な状況に・・・」 「それをなんとかするのが桂花?あなたではなくて?」 「うぅ、華琳様~」
/73ページ

最初のコメントを投稿しよう!