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「鎧、武器、兵糧、全て足りないわ。指揮系統もメチャクチャよ」
聞いた話によると沢山の諸侯が協力し、こちらに向かっているらしい
歴史どうりならばここで黄巾党は壊滅するはずだが・・・
「そろそろ頃合いだな」
「何が?」
「人和。お前は2人を連れて逃げろ。そうすればまた3人で歌える。今のままだと黄巾党が滅ぶのも目に見えている」
「なっ!だけど!」
「お前達が被害者だとしっかり説明すれば捕まったとしても殺されることはないだろう」
「それはわかったわ。でも蒼さんは?」
「旅にでもでるかな・・・」
俺は少なくとも諸侯達からは敵視されている。そんな俺が一緒にいたら3人が危険だ
「2人が悲しむわ」
「お前は悲しんでくれないのか?」
「バカ・・・」
もう話すことはないな
俺は人和を部屋に残し去って行く
扉からはすすり泣きのような声が聞こえていた
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