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結局流れに流され俺達は4人で寝た
天和は極上スマイルで喜んでおり、地和はツンツンしながらも隠すように喜んでいた。隠せてはないが・・・
人和だけ、ただ俯き俺を確かめるかのように自分のお腹をさするだけだった
その時零れた1つの雫を俺は見逃さなかった
「まったく、騒ぐだけ騒いで勝手に寝るのなお前ら」
天和と地和の柔らかい髪をそっと撫でる
「しょうがないわ。凄く痛かったもの。それに疲れたわ」
俺が胡座をしその上に人和を乗せ後ろから抱き締めている
「そうだな・・・お前は寝なくていいのか?」
疲れてんのに寝ないのは良くないぞ
「まだ寝ない・・・もう少し蒼さんを感じていたい」
へっ?
「普段から私は2人に比べて地味だから。こういう時ぐらいしか構ってもらえないもの。それにいつまた蒼さんに会えるか・・・」
そんなことないよ
3人とも可愛いし綺麗だ
3人への思いを胸に人和を強く抱き締めた
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