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「あ、レーヴェ…にぎゃ!!」
部屋に入ってきた少女は銀髪の青年にぶつかった。
「レン、大丈夫か?」
「うにゅ~、鼻がぁ……コーヒー飲む時レーヴェの砂糖とかミルクもらうから」
鼻を強く打ったのか、少女は涙目で赤くなった鼻を押さえている
「で、なんの用だ、レン」
「あ、そうだった。レーヴェ、早く来て!」
少女の外見は11、12歳くらいで、右手には黒いウサギのぬいぐるみを持っていた。
「早く~……、ん?なにそれ」
レンと呼ばれた少女はレーヴェと呼んだ青年の持っている紙束に興味を持ち、紙束を取ろうとしたところで、
「あとで会議の時に話す。いくぞ」
部屋を出ていくレーヴェにレンはついて行った。
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