4人が本棚に入れています
本棚に追加
気が付くと
暗い暗い闇が広がっていた
果てしない先も自分の姿も見えない
人ではない自分
壊れてからどのくらいたったのだろう?
「……シ……ア」
動かないと思っていた口から声が出た
おそらくこれが最後だろう
そう思っていた
「意識が戻ったというべきかしら?それとも、寝言かな?」
女の声がした
一体誰なのだろうか
私はまだ生きていたのだろうか?
ゆっくり目をあけるとそこには見知らぬ女と見覚えのある女…というかヒューマアンドロイドがいた
「……」
「おはよう」
「おはようございます」
目の前にいる女性が挨拶したので挨拶を返す
なんといえばいいのだろうか
「認識は出来ているかしら?」
「えぇ。完全とは言いがたいですが80%は良好です」
「そう。ならよかったわ」
にっこりと女性は笑って言った。
この状況はどういうことなのだろう
最初のコメントを投稿しよう!