4人が本棚に入れています
本棚に追加
辺りを軽く見回してみるとお世辞にも綺麗とはいいだたい部屋だった
工具やアンドロイドのパーツが壁一面の棚にびっしりとならんであるにも関わらず床にもそれらしきものもあればゴミもおちている
自分自身の状態を簡単にいうならば充電中だった
椅子に座った状態の私は
腕から複数コードが伸びていてある機械につながっていた
体内のバッテリーに電気が流れている
「何故、私はいきているのでしょうか?」
「ん?直してほしくなかった?」
「いえ、それについてはとても感謝しています。ただどうして直していただけたのかと思いまして」
「簡単よ。見覚えのある人形を見つけたから拾った。それだけ」
「拾った…」
「そう。スクラップ場のゴミ山からね」
女性はいい拾いものをしたという感じで
棚にむかい何やら奇妙なパーツを取り出した
「ところで、これ貴方に合いそうなんだけどつけてみない?」
といって出されたのは
ヒゲだった
「遠慮します」
「えぇー」
「私よりもそこにいるアイズにつけては如何でしょうか?女性型にヒゲも斬新、かと存じ上げます」
斬新を強調するようにいいおえて
ノアは身の危険を回避した
最初のコメントを投稿しよう!