魔法と能力の世界

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その魔法や能力の悪用を防ぎ、犯罪を取り締まる役を担うのが『ギルド』である。 この『ギルド』とは何処の国にも属さない機関であり、国々の至る所に支部がある。 又、犯罪の取り締まりの他には、魔獣の討伐や国家間の仲介の役目を担う。 このギルドに所属するには、年齢が16才以上ということが条件である。 そしてギルドに所属したら『ギルドカード』というものを渡される。 『ギルドカード』とは、魔力の宿った鉱石を打ち、手の平大の大きさに成型した長方形のカードである。 その『ギルドカード』は本人のランクや依頼の達成数などが魔力を媒体にデータとして記された世界共通の本人証明書にもなる代物である。 ちなみにギルドランクは下から『G・F・E・D・C・B・A・S・SS・X』と十個の階級があり、 ランクが上がるにつれてその個人の強さの証明となる。 G~Eランクはギルドに所属した時の魔力量によって決められ、この三つのランクがギルドでのスタートラインである。 又、魔力量の底上げや戦いの基礎を学ぶための研修があり、警備や採集、はたまた子守りなどの軽い依頼から始まる。 Dランクからは魔獣の討伐や護衛といった依頼になり、依頼の数をこなし、魔力量や戦闘のスキルなどが上がると昇級といった仕組みになっている。
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