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外伝一席 『凌統、甘寧を討たんとのこと』
ここは呉の土地
『江東』
孫伯符が治める
この地には
こんな物語があった
まだ呂子明・周幼平
また更に
関雲長・張翼徳・
諸葛子明
現れる前のこと…
当時まだ
甘興覇が呉に仕える
前から始まる…
とある戦場に
一人の女将がいた
女将の名は
凌公績
真名『梨華』
梨華は
倒れて討たれた
女将の遺体を抱えて
泣いて叫んでた
梨華》
母上‼母上ぇ~‼
すると梨華の前に
一人の影が立ってた
その正体は
甘興覇こと
『思春』だった
この時の思春は
まだ呉でなく
海賊だった時であった
思春》
フン…所詮その程度か
梨華はゆっくり
立ち上がり
亡き母が持ってた
剣を取り
一気に思春目掛けて
走り斬りかかる
梨華》
うわぁぁぁ‼‼
剣を振ると
思春は避けるが
束ねてた髪が解ける
続けて斬りかかるが
思春は避けまくり
剣を弾いた
思春》
終わりだ…ん?
ひとつの矢が放たれた
のが見え思春は
矢を弾く
よく見ると
孫三姉妹の
母・孫堅の部隊だった
思春は分が悪いと
感じ撤退した
そしてやがて戦は
孫呉の勝利に終わった
そして捕虜となった
思春は孫呉に
仕えさせられた
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