王国の歌姫

アイシャール戦争

アイシャール戦争の始まりは、大国フレディアの后が、古豪アルティアンの王に盗まれたことから始まった。

大陸は２極化し、戦争は広がった。

戦争が泥沼化し、誰か止めてくれと誰しもが思っていた時だ。

赤いマントの少年が現れたのは。
今では少し脚色されてはいるものの、彼が戦争を止めたのは事実だ。

まだ10才ぐらいの彼は、戦火に焼け出された子供だった。
彼は大国２つが正面衝突する場所、アイシャール平原に、軍を率いてきた。

軍が介入しただけではなく、彼は歌った。その歌は、力を持っていた。

大地は彼に味方し、２つの国は休戦したのだ。

その後、彼の行方はわからない。