プロローグ

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綺麗な花から花へ・・・。 好きなものだけを選んで優雅に舞う蝶。 あの頃の私は“蝶”になりたいと思っていた。 本当に好きなものだけを手に入れて華麗に生きていたい・・・。 いつもそう願っていた。 だから私はTATTOOを彫ったのかもしれない。 どんなに願っても『蝶』には、なれないと分かっていたから・・・。 現実にはいないような真紅の蝶々。 妖艶な赤い蝶々 ~Red Butterfly~
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