エピソード1

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どちらかが折れないとこの沈黙が終わる事は無い。 私も瑞貴も似たもの同士。 なかなか、折れようとはしない。 私の口から、溜息が漏れそうになった時、瑞貴の口から舌打ちの音が漏れた。 「・・場所変えようぜ。」 先に口を開いたのは瑞貴だった。 瑞貴が行こうとしている場所は分かっている。 その場所に行って何をするのかも・・・。 「私、明日面接があるんだけど。」 「あ?明日の話して逃げてんじゃねぇーぞ。」 「逃げてる?誰に言ってんの?」
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