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・・やられた・・・。
私は、缶ビールを掴むとドアを閉めベッドに腰を下ろした。
美味しそうにビールを喉に流し込む瑞貴を横目に必死で悔しさを噛み殺していた。
負けず嫌いな私。
別に今のは勝ち負けの問題じゃないんだけど・・・。
瑞貴の作戦に嵌ったことが悔しい!!
「飲めよ。」
機嫌のいい表情を浮かべる瑞貴。
それが一層私のイライラを増幅させる。
「言われなくても飲むわよ。」
私は、缶に口を付けると勢いよく喉に流し込んだ。
中身を飲み干した私は缶をテーブルに置いた。
「イッキかよ・・・。」
瑞貴が呆れた声を出す。
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