第三章~現代と過去を結ぶ鍵~

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「ねぇ、レイス。今広間で幹部の人たちがなにか話し合いをしてるみたいなの。少し、様子を見てくるわ。」 「そうなのか…。なにが起こるのかわかるかもしれないな。…よし。俺も行こう。」 私とレイスは今から何が起ころうとしているのかを探るべく、広間へと向かうことにした。 …が。 ガツッ 部屋をでようとしたとたん、私の体は前のめりになった。 「えっ!?」 畳を固定している杭が出ていたらしく、それに躓いてしまったのだ。 それに気づいたときには、すでに目の前に木造の廊下があった。 ぶつかる…! 私はとっさに目をつむった。
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