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〇秋山
私は最近とある男について調べている。行動、性格、全てが変態と呼べるこいつに復讐するために情報を集めているのだ。
私は普段は根に持って復讐などと考えない完璧な女性である。しかし食べ物の恨みだけは違う。食べ物が絡めば、鬼のような仕返しをするのだ。
私は変態の行動を見張ろうと顔を上げると、そこには大きな黒い壁があった
「ひどいじゃないでしゅか!!」
この声と汗の臭い
壁が誰なのか分かった。
「マル……」
「僕はゴールドあげぱんのために、体をはり約束を守ったでしゅ、でも秋山しゃんはゴールドあげぱんを僕にくれない……約束をやぶったんでしゅ!!」
マルはクラス中に聞こえるようにさけぶ。これはまずい。
「おい秋山、約束って何だよ」
クラスメートの男子が私に詰め寄る。マルを裏で操ってたのがばれたからだ。
「い、いやぁ……ワハハハ…ハ………」
私は全力の笑いで危機を乗り切ろうとするが、クラスメートの男子は笑っていない。
「…………くっ」
「にげるな!!」
私は空気に耐え切れず、教室から飛び出す。しかし後ろからはさっきクラスにいたクラスメート全員が私を追い掛けてくる。
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