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「さあ、鍵の秘密を教えてやった。おとなしく俺の汚名返上の生け贄になれ」
変態がニヤツキながら、近づいてくる。今捕まったら、クラスメートに何をされるか分からない。それだけゴールドあげぱんの恨みは大きいのだ。そう考えた瞬間、私は体が動いた。
「どけぇぇぇ!!」
「血迷ったか!!変態めが!!」
私のとびげりを変態はかわす。しかしそれは計算のうち、私は勢いのまま、開かずの扉の中に入っていった。
「しまった!!」
私はドワノブを思いっ切り引き、ドワを閉める。
ガチャッ
どうやらオートロックのようだ。
「くそ、まちやがれ!!」
外からは変態が必死にこのドワにあう鍵を探す音が聞こえてくる。私はしてやったりの顔で奥に走っていった。
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