全貌

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俺は無関心だ。 何かに熱中したり、興味を持ったりはしない。 友達なんていないし、いらない。 もちろん趣味なんて無い。 そういった事に生きがいを感じている人間を、俺は鼻で笑って生きてきた。 友情、人情、希望、夢。 胸糞悪いわ。 俺はいつものように遅めの起床。 完全に遅刻。 下に降りるとすでに父親と母親がテーブルについて朝食をとっている。 両親はこんな俺に呆れてか、今では説教どころか話し掛けてくる事もない。 それに朝から会話などもってのほか、こちらから願い下げだ。 そもそも朝に限らず、俺は両親に用事などないのだが。 俺は朝食をとり終えた後、制服に着替えて家を出た。 昨日より寒い。
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