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「何で、お金置いてったの?」
「好きな男が居ると思ったから。手放したくなくて、一度清算して、プロポーズしようとしたら、お前が辞表出してきて、結婚すると思った。
住所も変わってたから必死で探して、子供が居るとわかった時、俺の子だと確信した。」
「うん。一人で育てるつもりだったの。結婚するって言ってたから。」
「嫉妬させたかった。でも、結婚するのは兄貴となんだ。」
「そうなの。なんだ、嫉妬しまくってたから馬鹿みたい。」
「お前は嫉妬すると逃げるんだな。」
「苦しいのは嫌い。」
「うん。やっぱり結婚しよう。
氷柱と一緒にいたい。ずっと好きだった。」
「さっきも言った。私も好
き。」
思った。私はまだ何も決まってない事がわかった。ただ辛く未来を掴みきれなくて、もがきつづけてた。
貴方に恋して辛くて苦しかったけど、今なら貴方とまだ決まってない世界を生きていける気がする。
「うん、やっぱり好き。」
歩いていこう、未定の世界へ
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