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大好きな二人が、私というキューピットで幸せになるのもいいかもしれない。
そうしたら、彼の記憶や思い出に私は残れる。
私は大学四回生になった時まだ続く彼のメールに返事をした。
いつも無視して読まずに削除してたメールを初めて開いた。
「てめぇ、今何やってんだ!返事返せよ。なんかの病気なのか?生きてるのか?生きてるなら返事を出せ!」
少し心配したような口調に私は彼に対する最後の涙と称して泣いた。
ごめんなさい。
二人が付き合ったり、結婚したりしても、もう泣かないようにするから、今だけは泣かせて下さい。
思いっ切り泣いて覚悟した私は親友の予定に合わせて決めた日程を書いて彼にメールを送った。
「久しぶりです。13日午後1時に花小金井駅のカラオケ前に来て下さい。」
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