友達

6/6
前へ
/21ページ
次へ
少し目が潤んだけど、一生懸命飲み込んだ。 「もう、部屋は取ってますよ。 行きましょう。」 中に入る時、彼に先に入らせて逃げないようにした。 「彼女は私の親友なの。とても可愛いでしょ。 彼は高校の時の先輩。いつも写真見せてたけど、俺様でナルシストだから気をつけてね。」 彼女に見惚れてボーっとしてる彼を見るのは辛かった。 「おい、どういう事だ「じゃ、そういうことで。後は二人で仲良くね。」 ダッシュで家に逃げ帰った。 涙を出さない泣き方は、もう何回もやって慣れっこだから。 その月からもうメールは来なかった。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加