公園オバケ

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何こいつ? それがこいつを見て思ったことだった。髪はたってるけど前髪は目にかかってて顔がわからない変なやつだ ほんとは私が悪いのはわかってた、だけどムシャクシャしてたから反抗した 白河『別にいいじゃん、みんなやってるし』 『それでもダメですよ、ポイ捨てはよくないです』 白河『はあ?じゃああなた何でポイ捨てはよく無いのよ?』 『いや…わからないけれど…そこらへんに缶が落ちてるのを見て良い気はしませんよ』 白河『だいたい顔が見えないあんたなんかに言われる筋合いはない!!』 『それは関係ないと思うんですけど…』 白河『第一あなた誰よ!!』 『ええと…僕は四堂圭輔っていいます、あなたは?』 白河『私は白河柚木よ、そういえばあんたはこの公園で起きてる人が灰になる事件について何か知ってるの?』 突然四堂ってやつの雰囲気が変わった 圭輔『知りません。だけどそのことについては忘れたほうがいいですよ、試しに真夜中に行ってみようなんて思わないほうが身のためです』 目は髪が邪魔でよく見えなかったけど多分真っ直ぐあいつは私を見てた、危険を教えるために 白河『そうさせてもらうね、ご忠告どうも…それと缶についてはゴメン』 圭輔『もういいですよ、とりあえず僕と話したことは忘れてください。それじゃあ』 白河(これは絶対行かなくちゃ、すごく気になってきた…そうだあいつを追って見ようかな、何か知ってそうだし…) そう思って顔を上げたらいつの間にか四堂ってやつは消えてたまるでオバケみたいに… これがあいつ…公園オバケと私の最初の出会いだった
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