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秋「くっ、うらっ。あ、あ~…、くそ~、負けた…」
省「へっへ~ん。こ~の俺様に、勝てると思うなよ~」
ゲームセンターの対戦型格闘ゲームで盛り上がる2人。
その周りには人だかりができている。
秋「あ?今ので85勝85敗。引き分けじゃねーか。」
省「でも、お前、今、負けた、よね~?」
秋「その単語を区切る喋り方、むかつくから止め。」
反論する秋をからかって笑う省吾。
その周りでは、リプレイを見てざわついている。
省「いや~…これ楽しい~」
秋「今度灯先輩も誘ってみよ♪」
周りの人々は、そのあとの『俺ら昨日やったばっかりの初心者だから、やっぱり熟練者は凄いね~。』
と言う省吾の発言に、全員心の中でこう思った…
『あれで!!?いやいや…上級者レベルだし!!』と。
省「ん~…疲れた~。周りの人、なんか~…泣きながら床叩いてる人とかいたな~」
ゲームセンターを出て、公園のベンチに座り会話する。
秋「っと…もう7時だ。省吾、どう「とーぜんご飯は食べてく~!」する…」
やっぱりな…と秋は思った。
【野次馬の気持ち】
野「あれで初心者って…泣」
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