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魔都と呼ばれるようになってから､21時をまわってからここをうろつく者はあまり居ない。警察､ヤクザ､娼婦にホームレス｡一般人ではない彼ら､彼女らだけが徘徊を許されているように見える｡
かつての光り輝くネオンは､誰もが消える事なく輝き続けるものだと思われていた｡
だが今は小さな看板の電飾が店先を照らすだけでその面影は消えていた｡
増えたものもある｡
銃声｡或いは断末魔の叫び声｡
ネストがこのシンジュクに拠点を築き上げてから､この地は魔都と呼ばれるようになった｡
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