序章

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例えばの話だ。 今、君の目の前でおっぱいが歩いている。 二足歩行でだ。 さて、君ならばどうするか。 魂の導くまま応えてほしい。 そう、きっと君は揉むのだろう。 余すことなく、自らの欲望に忠実に従い、魂が許す限り揉み続けるのだろう。 それで良いんだ。 それこそが君の起源。 何も間違いはない。 なんて言うと思ったか、たわけ。 このど変態が。 君はなにも分かっていない。 いいか、人間の、しいては女性の最も魅力的な部位は、太ももだ。 太ももこそが至高。 太ももこそがジャスティスなのだ。 それが分からない君はまだまだ甘い。 逆立ちをして、地球持ち上げてますって言うくらい頭が弱い。 全くもって遺憾である。 いいか、そもそも太ももとは…… 《以下、延々と数ページにわたり太もものよさについて記されている》 話がそれてしまったが、これから、我が魔導書を書き記そうと思う。 願わくばこの力が、悪しき者の手に渡らぬよう。 【煉獄の魔導書 序章より抜粋】
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