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…………
……あれ?
痛く、ない…??
「ん…?」
恐る恐る目を開けると、そこには…
某不思議な世界のようなところ…!
ではなくて
「おじょーさん♪だいじょーぶ?」
濃いピンク色の髪に金色の瞳をした青年のドアップが広がっていた。
「ぎゃぁああああ!!!!!」
「に"ゃあ"ぁ!!」
思わず力一杯殴ってしまった。
なんなのコイツ…
私より少し年上か同い年くらい(因みに私は18禁解禁まであと1年!)の青年…
っていうか大丈夫かしら、頭抱えてもんどりうってるけど…
「あ、あの…ごめんなさい、大丈夫?」
「痛ってぇー…おじょーさん力強えのなー」
あ、ようやくちゃんと顔見れた。
っていうかちょっ!イケメン!!
「おじょーさんの名前は?」
「わ、私は凛和、有栖川凛和っていうの。あなたは?」
「ん?俺はヴィレッドってゆーんだ!職業っていうか、種族?いや、役柄?んー、まぁいいや!とりあえず、チェシャ猫♪」
「へ?」
今なんと…?
チェシャ猫?
チェシャ猫ってあの、アリスに出てくる猫さん?
言われてみれば頭には髪同様に濃いピンクの耳、ふっさふさの柔らかそうなしっぽ…しかもちゃんと濃いピンクと黒のしましま…
「ねぇ、君がアリスなんだろ?俺達の」
にっと笑ってさらりと言われたセリフに、私はしばらく頭がついていかなかった…
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