りんなinわんだーらんど

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「あっはは!アルシュは相変わらずだな!」 「ヴィレッド……この子は?」 「この子は有栖川凛和ちゃん!多分、俺達のアリスだ!」 ヴィレッドがそう言うと、アルシュと呼ばれた兎さんは目を丸くした。 「…それで、君らは何を?」 「アリスについて教えてやろうかと思って、ハディスのところに行こうとしてたの!」 「あぁ…有栖川凛和、だったな…」 「あ、はい」 「私はアルシュ。白兎だ。よろしく頼む」 「よろしくお願いします」 うわぁ肌真っ白! うらやましいくらいに! 「なーなーアルシュ!お前も一緒に行こうぜぇ~!」 「…………」 「でも女王様は大丈夫なの?」 私がそう聞くと、アルシュさんはこくりとうなずいた。 「別に、今日は特にお呼ばれしていませんので」 「え、でもさっき遅れちゃうって…」 「あぁあれですか。あれはただ口癖で」 「口癖!!?」 「白兎の性分ってやつですかね」 「そーんなこと言ってぇ!ホントはまた忘れてるだけじゃねぇの?女王様との約束」 「Σえ!?」 「…………」 「泣くぞ~?泣いちゃうぞ~♪」 「泣くの!?」 さすがに私がツッコミを入れると、ヴィレッドはいたずらな笑みでさらっと言った。 「うん♪女王様、ナイーブだから♪w」 はぁ!!? 「可愛いよねww」 ………… ハートの女王様って…そんなに弱っちかったっけ…?
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