①幻想入り

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レイムは魔法使いといったか。 一体どんな人なのだろうか。 空を見上げていると、何やら黒い影が近付いて来た。 どうやら、あれが魔法使いみたいだ。 結構、早く飛べるもの何だな。 風圧は酷く無いのかな? 魔法使いはそのまま減速せずに、境内に見事なランディングを決めた。 「やっほー!レイムー!お茶をいただきにきたのぜ!」 確かに騒がしい魔法使いだ。 ふと、目があった。 「お!客か?レイムの所に人間が来るなんて珍しいな!明日はレティが来るかも知れないぜ?」 台所の方から、空の湯のみが飛んできた。 「失礼ね!」 恐ろしく正確無比に頭部を狙った湯のみを受け止めると、魔法使い愉快そうに笑った。 「はははっ、悪かったって!でも、本当だろ?」 2つ目の湯のみが投げられたのは言うまでもなかった。 「私はミカゲ、外来人だ。以後よろしく頼む」 「マリサだぜ。こちらこそよろしく頼むぜ」
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