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レイムは魔法使いといったか。
一体どんな人なのだろうか。
空を見上げていると、何やら黒い影が近付いて来た。
どうやら、あれが魔法使いみたいだ。
結構、早く飛べるもの何だな。
風圧は酷く無いのかな?
魔法使いはそのまま減速せずに、境内に見事なランディングを決めた。
「やっほー!レイムー!お茶をいただきにきたのぜ!」
確かに騒がしい魔法使いだ。
ふと、目があった。
「お!客か?レイムの所に人間が来るなんて珍しいな!明日はレティが来るかも知れないぜ?」
台所の方から、空の湯のみが飛んできた。
「失礼ね!」
恐ろしく正確無比に頭部を狙った湯のみを受け止めると、魔法使い愉快そうに笑った。
「はははっ、悪かったって!でも、本当だろ?」
2つ目の湯のみが投げられたのは言うまでもなかった。
「私はミカゲ、外来人だ。以後よろしく頼む」
「マリサだぜ。こちらこそよろしく頼むぜ」
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