①幻想入り

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レイムがお茶を入れた急須を持ってきたので、湯のみに注いでもらう。 紅茶も良いけど、日本茶も良さがあると思う。 「そうだ、弾幕ごっこに慣れる為に、マリサに相手をしてもらいなさいよ」 「ミカゲは弾幕を出せるのか?」 「ああ、能力もあるよ?」 前の世界では、近距離戦の方が多かったから心配だが、ルーミアの弾幕とスペルも見切れたので問題無いだろう。 「ミカゲはどうやって空を飛ぶんだ?」 「影の翼で飛ぶよ」 「格好良さそうだな」 「格好良さそうじゃない、格好良いんだ」 「ならそろそろ始めようぜ!」 そして、お茶を飲み終えた私とマリサは神社の上空へと、意気込んで舞い上がったのだった。
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