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朝食の後、レイムに幻想郷と弾幕ごっこについて説明してもらった。
「なる程納得だ」
「何が?」
「最初、ルーミアがいきなり弾幕を出してきて驚いたんだ」
「良く無事だったわね」
「能力を使ったからね」
すると、レイムの表情が呆れたようすから少し驚いた様子へと変わった。
「珍しいわね、能力持ちの外来人なんて」
まあ、そうだろう。
あちらでは私のような存在は、イレギュラーでしか無いだろうな。
「それで、貴女の能力は何なの?」
「影を纏う程度の能力」
私の影が浮かび上がって私に纏わる。
そしてそれを翼と刀の形に変えて見せた。
《纏い衣》
《悪喰》
「強そうな能力ね」
「ああ、便利な能力だ」
影には決まった形が無いので、応用がききやすい。
「そろそろ、お湯を沸かしておかなくちゃ」
「そろそろ?」
「ええ、いつもお茶をたかりに来る騒がしい魔法使いの為にね」
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