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今日、学校では…
「〇学だ~。」
はい。聞けば分かりますね。
え?分からない?
そうだなぁ…
まあ、市のテストのことです。はい。
【一限目・国語(〇学)】
柳はテスト中です。
{ゆうぜんを漢字で書きなさい}
《ゆ、ゆうぜんン?何がだ~。ぜんは…然だよな。…ゆう?…ゆう…って分かるかぁ!!
別に書けなくても良いじゃん!使わないし!
………
っとも言ってらんないかぁ~。
ゆうぅ?ゆうって…誘?
もう!誘で良いさ。
誘然!!絶対違うけどね。100%違うね。》
その通り!間違えています。
悠然です。
皆さんは間違え無い様にして下さいね。
さて、柳の考えは颯には丸聞こえです。
妖怪なんで。
(いや、妖怪でもテレパシー使える訳じゃ無いだろうよ)
……まあ…そう言うことにしといてよ。
(仕方ないな。分かったよ。)
ってな感じで、颯は隣りで微笑んでいるのでした。
《終わった~。》
あ、終わったんだ。
他にはそう考えなかったみたいだね。
《………》
あれ?どうしたんだ。
《後…15分……》
あ~本当だ。チャイムまで15分だね。
《暇だ~!!!!》
……そ、そうですか…
まあ…頑張って下さい。
その叫びに、颯は苦笑していた。
(なんか言ってやれよ)
キ~ンコ~ンカ~ンコ~~ン
キ~ンコ~ンカ~ンコ~~ン
あ、終わったよ。
《眠………》
お疲れ様。
ま、一限目は何事も無く終わったさ。
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