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七海には、目の前に立っている人物が、何を言っているのか分からず、不思議そうな顔で見つめる。
(俊)「覚えてないか? 階段で俺と、ぶつかっただろ」
……………
「…あっ!」
そう言われて七海は一ヶ月前の出来事をおもいだした。
階段の前で、ぶつかってきた人だ!
(俊)「ハハ 思い出したか?」
っとその時、もう一人が口を開く。
(海流)「おぉい 俺を一人にしないでくれ、話し見えないんだけど?、俊の知り合いなん?」
(俊)「ん! あぁ ちょっとした 顔見知り」
(海流)「ふぅーん」
(俊)「一人で、こんな所で何してるん?」
顔を下に向けながら答える。
(七海)「えっ…ご飯たべてるんだけど…」
(俊)「? 一人でか! 寂しいなぁー 暗い奴だって思われるぜ」
ムッ!!
何だこの人! 知り合いでもないのに、関係ないじゃん!!
(海流)「お前さぁ 一言多いよ、」
(俊)「?? 何が?俺何か悪るい事言ったかぁ」
(海流)「はい はい わかってない所が、素晴らしいよ」
少しバカにされた様にかんじた俊は、少しムッとした表情になったが、すぐに七海の方に顔をむけ
(俊)「良くここに来るのか?」
(七海)「えっ ううん、最近 見付けたから…」
(俊)「そっなんだ 俺も最近見付けたんだ。ほら、あそこにクスノ木があるだろ、あの木をスケッチしたくてさぁ」
えっ!
七海は少し驚いた。
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