向日葵

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午前中の授業の終了のベルがなって五分すぎた頃、授業が終わった。   やっと終わった💦 ベルがなったら早く終わりやがれ 早く行くかなければ   俊は慌てて立ち上がり走り出そうとすると…   「おい 俊 昼飯食おうぜ」 友達の海流が声をかける。   「あっ 悪りぃ 先行っててくれ 俺ちょっと用事あんだ。」   そう言い残すと俊は音楽室に向かいはしりだす。   ハァ ハァ 息をきらしながら音楽室のドアを開ける。   ハァ ハァ まだ来てないか 早く済ませないとな   俊が何故音楽室にきたかは21日の約束のためである   俊は自分の席に慌てて着くと、机に何かを書き始めた。     「これでよし!」そう呟くと足早に音楽室を後にする。   音楽室を出てすぐの階段にさしかかった時 ドン❗❗ 「わっ❗」「痛ぁ~💧」   誰かに不意にぶつかったのだ。   前を見ると自分より小柄な少年が倒れていた。   少年が自分の顔に手をやり見上げている。 「痛ぁ~」   「大丈夫か? ほら」 そう言うと俊は右手を差し出した。   「あっ うん 大丈夫」俊が差し出した手につかまり、立ち上がる少年   差し出した手を握った少年の手は、余りに小さく感じた。   俊がそんな事を思っていた時、少年の口がひらく  「ゴメンなさい」   「あっ僕 前よく見てなくて…」   うつ向きながら話す少年をみて、俊は思った。 うわぁ 女みたいな子だな   一瞬言葉に出しそうになったが慌てて止めた💦    顔を間近で見た瞬間、何故か胸がドキドキして、掴んだ手を慌ててはなした。   「あの💦あれだ、お前」 「前方不注意だぜ!」  「前 ちゃんと見て歩けよな」   「じゃ じゃあな💦」   そう言うと俊は歩き出した。 小走りに歩きながら俊は思った。   何、男に慌ててんだ俺💦 
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