運命ってある日突然に

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神澤雪は結核で入院していた。 昔は不治の病だったそれも、 今では治る病気だが、 病弱な彼女は治りが遅かった。 けれど、入院生活はそう苦ではない。 何故ならば親友がいるから 「雪、また来ちゃった」 違う病室の彼女は、良く自分の部屋を抜け出しては雪の元へ訪れていた。 「千春!」 私は千春が毎日此処にくるのを待っている 雪は、笑顔で手招きするとベッドのあいてるスペースに座らせて話を聞く。 毎日千春の話題には新撰組やら倒幕やらの話が出てきた。 「でね、その中でも私的に好きなのは土方さん!でも倒幕の吉田稔麿も良いのよね~」 元気にのろけるが病人だ
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