あの人恋唄
6/23
読書設定
目次
前へ
/
234ページ
次へ
初夏の空は何処までも高く清んでいる。 通り過ぎる家々から時たま聴こえる風鈴の音に耳を傾けながら、二人は暫し無言で歩き続けた。 (近藤さんとの沈黙は心地好い…) 優しく吹き抜ける風に、僅かに目線を向けながら、土方は一人そっと微笑んだ。 「そう言えば思い出すなぁ。」 土方が風に遊ばれる自分の髪をそっと撫で付けた時、近藤がそんな風に話し掛けて来た。
/
234ページ
最初のコメントを投稿しよう!
199人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
243(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!