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電車に揺られ、着いた先は新撰組の屯所と言われる場所 「ここが八木邸やて!…んでも近藤さんとかが居った場所やなくて芹沢ゆう人が住んでた場所らしいで…」 繭はいつの間にか、新撰組のガイドブックを持っていた 「中に入れるみたいやな。行こや」 繭は新撰組の屯所に入るため、拝観料を払うとすたすたと行ってしまった 「あっ、ちょっと待ってよーっ」 ──────────── 中へ入ると、天井が少し低い気がする 「天井、低くない?」 「あぁ、昔の人には高いんとちゃう?平均身長低いらしいし」 繭はあたしの質問に答えながらも見学している 「あ、あったで!これやこれ!芹沢ゆう人が暗殺された時に誰かが付けた刀跡や!」 繭は一気にテンションが上がったのか、輝かしい笑顔で見ていた
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