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私はベッドから起き上がり、部屋のカーテンを開ける 窓から朝日が部屋に差し、窓を開ければ爽やかな空気が流れ込む─‥  「……さ、用意しなきゃ」 あたし‥雪乃は窓から流れる春の空気を肺に一杯入れると、そう呟いた 雪乃の家族は誰もいない 15歳の時、交通事故に合い帰らぬ人になってしまった  それから一人暮らしを初めていて、うちの家は裕福な方だからお金には困らない生活が送れている 今は親戚達の反対を押し切って一人暮らしをしている  一人暮らしも快適で、だが孤独を思わせる空間だけど、雪乃にしては家が一番の安らげる場所になってた
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