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「でなぁ、最近また新しく歴史ではまってる事があんねん!!」 繭はいつもどおり語り出している  ちなみに繭は大阪出身で、大阪弁を用いる 「なに?」 「ここ!京都の歴史と言えばなんや!?」 「…坂本龍馬?」 目を輝かせていう繭にそう答えると、繭は呆れたような顔をした  「ちゃうよぉ!!…あんな、うち今新撰組にはまってんねん!!…って言っても最近やからよぉ分からんのやけどな」 繭はまた目を輝かせながら楽しそうにいう 「新撰組かぁ。確かにここ、京都はいろんな歴史があるけど興味なかったからなぁ…いつの時代の話し?」 「江戸時代後期の幕末やで!」 繭はあたしが出した紅茶を一口飲むと、再び語り出した
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