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「うーん・・・」 「どうしたリリィ?」 なにやら考えこんでいるリリィに戦乙女の槍の主人ライドは、グラスを磨きながら尋ねる。 「いやねぇ、あいつらバカだからレガシーに目がくらんで、調査隊助けること忘れてないかなって」 「まさか、あの二人でも・・・」 「そうよねぇ・・・」 そして二人は笑い声を上げた。しばらくしてライドはグラスを磨く手を休め、 「ありえるな・・・」 「そうよね・・・」 これは客の来ない宿のうららかな午後の話だった。
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