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「暇だなー。何か楽しい事ねえの?」
「そんなに暇ならバイトでもしてみたら?」
俺、相田拓は大学を中退したばかりの21歳。
毎日暇で仕方がない。
彼女の山下四季は一つ年下の20歳だが、3年も付き合ってると女房のように口煩い。
「金は親父が出してくれるし、しばらくは働かなくてもいいんだよ。」
俺は一応社長の息子でいわゆる『お坊っちゃま』だ。その上次男だからわりと好き勝手させてもらってる。
親父の会社はそこそこデカイみたいだし、バイトなんかする必要がないんだよ。
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