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あどけない寝顔を見せる彼。まさに神が作った、という表現がぴったりのその寝顔に、至福の瞬間(しふくのとき)を感じている私。
彼は毛布に染み付いた匂いを嗅ぎながら眠るくせがある。きっと匂いを嗅ぐことで、落ち着くのだろう。
体を丸めて少しだけ寂しそうに匂いを嗅いでいる。私が、その寂しさを癒してあげることは出来ないけれど、見守ることくらいは、出来る。
そうして落ち着いたことを見届けて、昼間のこの時間、私1人だけが、彼の寝顔を見飽きることなく、見続けている。
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