宇宙人、現る

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「何ぃ?貴様、この私がちゃんとした専門家じゃないみたいじゃないか!」 N氏が警察官と揉めているのを後ろに聞きながら、O教授は隕石に近付いていった。 「ほう…これは……」 初めて見るその物質に、O教授は思わず息を飲んだ。 …と、その時。 『グラグラッ…!』 突然、巨大隕石が揺れ動いた。 「うわっ…と!」 突然の事にO教授も声を上げた。 「う、動いたぞ、今!」 野次馬たちもざわつく。 「まさか!中に宇宙人が入っているのでは!!」 N氏が叫ぶ。 その声に反応してO教授が振り返る。 「まったく、この期に及んでNのヤツめ、何を馬鹿な事を…」 と、O教授が怪訝そうにつぶやいた… その時。
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